すべての教則本や動画で紹介され、この世でも最も取り組まれているトレーニングがある。
その効果は抜群に高く、プロギタリストの中でもトップオブトップスな面々でさえ日々の練習やウォームアップでやっているであろうフレーズ。
それがクロマチック(ドンッ!
さてこのクロマチックトレーニングですが、フィンガリングで大きく二種類の異なるやり方があり、議論されてるのをご存じでしょうか。
- 下降時はすべての指を押さえた状態からスタートし、離しながらピッキングする
- ピッキングするフレットのみ押さえる
という2パターンです。
私が若い頃、まだ動画コンテンツなどない時代の教則本などではほとんどの教材で1の説明がされてました。
しかし、現在では2を推す人が増えてきたという印象です。
なぜ2が推奨されるのかという話ですが、実践で考えるとわかりやすいのですが、例えば下の図のようなフレーズがあったとします。
実際にこういうよく出てくる下降フレーズ弾くときに最初から押さえて離しながら弾きますか?おそらくほとんどの人は一本一本押さえて離してという運指で弾くのではないでしょうか。
先ほどの1でトレーニングするような離しながら弾く運指って実践ではほぼ出てこないというのが理由の一つ目。
もう一つは身体の構造上独立させていた方が指は速く自由に動くからです。
例えば1弦の13F、14Fを中指と薬指でトリルする場合、人差し指で12Fを押さえた状態と離した状態であれば人差し指を離していた方が速く指が動くはずです。
この二つの理由からクロマチックのフィンガリングトレーニングを行う際、より実践的なのはパターン2の方だと言えます。
ただし、パターン1は無意味かというとそういうわけでもありません。
あえて動かしにくい動きをすることで指の動きを鍛える効果が見込めます。
ようするに筋トレ的な意味合いになります。
このように同じフレーズであっても目的によって取り組み方が変わりますので、何を鍛えたいかを明確に持ち、適した手段を選ぶことで上達も早くなるってもんじゃないでしょうか。
っという研究結果でした。
最後に余談なのですが、たまに楽器屋でみかける指が独立して握力を鍛える器具ありますよね。
こういうの。こっちはホントに握る力でアコギとかみたいにテンションきつい楽器でキッチリコード押さえるための筋トレにはいいかと思いますが、指を速く動かすための筋肉ということであれば↓のように広げる力を鍛える方が適しているという研究結果が出ました。
ストイックに鍛えたい人はお試しください。
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