最近Sonicakeというブランドをよく目にするのですが、そのSonicakeのAmphonixというヘッドフォンアンプのモニターに当選しましたのでレビューいたします。
担当さんから今後の開発に役立てるので忌憚ないご意見をくださいと言われましたのでマジで忌憚なく申し上げます…。
Amphonix概要

ヘッドフォン、イヤフォンでモニタリングする事を前提に作られたギターに直挿しするだけでアンプを通したサウンドを楽しめる「ヘッドフォンアンプ」です。
主な機能・仕様
- 6種類のアンプを搭載
- ディレイ、リバーブ、モジュレーション(コーラス、フェイザーなど)を搭載
- USBタイプCで充電するバッテリー駆動
- BluetoothでiPhoneなどと接続して音楽を流しながら練習可能
- AUXインもあるのでケーブルでも音楽の取り込みOK
- フル充電で5時間連続使用とのこと
6種のアンプモデリングレビュー
Fender Bassman
いい感じ。割と近い雰囲気。
コンプレッション感もあって弾きやすいクリーンだと感じます。
クリーンで基礎トレする時に使ってます。
Legendary Jazz Amp
ジャズアンプ…?多分ジャズコだと思うんだが…。
ジャズコーラスって名称だけどジャズで使われてるの見た事ないな(笑)
似てるかと言われるとわかんないけど硬質なトランジスタアンプで作ったクリーンってのはわかる。カッチカチに固い。
Orange Rockerverb 50
このアンプを使った事がないので似てるかと言われてもわからないけどまぁ使えなくはないクランチなドライブという感じ。
むしろこっちの方がマーシャル味がある気がする。もうちょいゲインが高ければ所謂普通のハードロックギターで使えそうだけど絶妙にローゲインなのでコードかき鳴らす系のパンク向きな印象。
Marshall JCM800
酷い音(;´Д`)
ブーミーなローに中途半端なゲイン。ファズの出来損ないみたいな音で音楽的な使い道を感じない。上手い人が弾くとどんな音でもいい音に聴こえたりしません?あれってその音に合ったフレーズを選んで弾いてるからだと思うのですが、この音からは似あうフレーズやリフが浮かばない…。
けどアンシミュ黎明期のMarshallモデリングってだいたいこんな感じの音だったんですよね。初期PODとか。
Mesa/Boogie Dual Rectifiers
メタルゾーンの悪いところを集約した音って感じ。
昔のレクチモデリングってこんな感じだったなとは思います。…もしかしてモデリング部分って20年前のモデリング引っ張ってきてるんじゃないだろうか。
メタラーの僕からするとゲインマックスでもローゲイン。
ENGL Powerball Ⅱ
ENGLだなってわかる。これはいける。
メタルな人がAmphonix使うとなるとコレしか使えない。
普通にいいから逆に言うことがない(笑)
音色の総括
メタラーの僕はENGL一択なのですが、なんかうっすらノイズゲート的なのがずっとかかってる感じがして、立ち上がりのレスポンスもちょっと遅いかなという感じはします。
が、まあ許容範囲です。
MarshallとMesaは論外のひどさ(;´Д`)
エフェクトレビュー
ディレイ
すべて6種類ずつ入ってまして、ディレイもTape EchoとかMod Echoとかみたいに6種あるのですが、総じて酷い。
何が酷いって操作できるのがディレイタイムのみなのです。
ウェットのレベルがかなり高く非常に邪魔です。とても使えない(;´Д`)
6種もあるならディレイの音色を変えるのではなくショート、ミドル、ロングなどディレイタイムで分かれててレベルを操作できるようにしてた方が良かった。
(確かVOXのamPlugはそうなってた)
リバーブ
リバーブで操作できるのはミックスレベルなのでまだなんか使えそうな気がしますが、混ざりの悪さがあり、リバーブをかけるとドライ音に影響して膜に包まれたような感じになります。
クランチとかクリーンであればまだいけるなと思いますが、ENGLにリバーブは合わないと思いました。
ちょっとプリディレイかかってたらまだ聞きやすそうなのに…と感じました。
モジュレーション
くどいというか濃いというか…。
カップラーメンのお湯を規定量の半分しか入れないで食ってる感じ?
かかりすぎててちょっと使えそうにないなと感じます。
全体的にエフェクトかけたらドライ音が引っ込むんですが、モノラルだからかもですね。amPlugはエフェクトがステレオだからキレイに聞こえる印象でした。
競合と比較
ヘッドフォンアンプと言えばVOXのamPlugが有名じゃないでしょうか。
いろんな種類が出てて今(2025年8月)だいたい音屋で6000円強なのでAmphonixと金額はほぼほぼ同じです。僕はamPlugは2種しか使ったことないのですべてがそうかはわかりませんが搭載されている音色数はAmphonixの方が多いので、価格に対してのバリエーションに分があります。
が、エフェクトも含めた音質はamPlugの圧勝です。。
もうちょいお金出すとNUXのMighty Plugがありますが、あれは別格ですね。
ヘッドフォンアンプに音質を求めるなら3000円くらい高いですがNUX一択です。
音色の保存できたし。
Amphonixの優位な点はBLUETOOTHで携帯と繋いで練習できるとこでしょうか。
amPlugはAUXの有線接続になります。
まとめ
amPlugではなくAmphonixを選んだ方がいい人は
- 音質はそこそこでいいからいろんな音を出したい
- BLUETOOTHで繋いで音楽に合わせて弾きたい
- 電池ではなく充電式がいい
という感じでしょうか。っていうかなんか惜しいというか、ギター弾く人がちゃんと監修してたらこうはならないんじゃないかと思うんですけどね。ディレイとかリバーブのかかり方とか特に。
基礎トレとかだと全然使えるけど、今の若者が弾いてそうな曲に似合う音色がないなと思います。僕はメタルばかりなのでENGLで押し通しますけども(笑)
最後にヘッドフォンアンプ全般に言える注意点ですが、繋ぐイヤフォン(ヘッドフォン)でめちゃくちゃ音が変わります。
ギターのキャビを変えるような物です。特に注意したいのがオーディオリスニング用にイコライジングされたイヤフォンなんかは避けた方がいいです。
特にクリアに聞こえるよう高音域がクリアとかうたってるヤツは酷い音になります。
ヘッドフォンアンプを使う際はモニター用みたいなフラットな特性の物をおすすめいたします。
最後にSONICAKEさん、モニターに選んでいただきありがとうございました。
酷評になってしまいましたが応援しております!
ヘッドフォンアンプ自体は楽屋練習でいつも使っておりますので次回作に期待してます。



コメント