ZOOMから出たMS-80IR+が使い手を選びそうですが、ハマる人にはドハマリしそう。
アンシミュマルチのプリアンプとキャビシミュ(IR)部分のみを抜き出してちょっとした空間系を備えたモデルなので、中途半端だという評価がちらほら見られます。
しかし、モジュレーションや空間系は気に入ったコンパクトを使いたいって人にはいいのではないでしょうか。よくコンパクト中心のボードにHEADRUSHのMX5やMOOREのGE250とか混ぜてる人いるじゃないですか。あの手のタイプの人にぶっ刺さりそうです。
主な特徴
- ストンプボックス1台に、23種類のギターアンプ/キャビネットモデルを搭載
- 演奏の強弱に応じた動的な音色変化を再現するマルチレイヤーIRを採用(特許出願中)
- アンプ&キャビネットを設置する空間5種類のアンビエンスを再現するStudio Ambience機能
- クリアでオープンなサウンドを実現する、フラットな位相特性のアナログ入出力回路
- アンプサウンドを整える12エフェクト(ノイズリダクション/EQ等)
- 最大80個のIRをロード可能
- 80種類のアンプサウンドをメモリー可能(50種類のプリセットを内蔵)
- PC/iPadでのレコーディングやライブ配信に利用できるUSBオーディオインターフェース機能
- 普段の練習やバックステージでのサウンドチェックが可能なヘッドフォン出力
- エフェクトボードの最後段に適したステレオ入出力
- R OUTの出力信号をパッチメモリー内の任意の箇所から取り出せる「R OUT POSITION」機能
- 選択中のエフェクトに応じてバックライト色が変わる高解像度LCD
- パッチメモリーやアンプモデルの選択が足元の操作で行えるカーソル型フットスイッチ
- ギターケースのポケットに収まる、軽量コンパクトデザイン
- アンプ設定を自動保存するオートセーブ機能と、編集内容を元の状態に戻すリバート機能
- オープンチューニングやドロップチューニングにも対応するチューナー機能
- iOS用アプリ「Handy Guitar Lab」から、追加アンプモデル/プリセットパッチの入手、パッチメモリーの編集が可能
- 画面の表示内容を音声で読み上げるVoiceOverに対応し、視覚障がい者のためのアクセシビリティを確保
- 単3アルカリ電池×2本で、約3.5時間の連続駆動
- USB MIDI経由のプログラムチェンジに対応し、外部MIDI機器からリモート操作が可能
- Handy Guitar Labとの接続およびファームウェア・アップデート用USB Type-Cポート
- 電源は単3乾電池の他に、ACアダプタ(別売AD-16)、USBモバイルバッテリーでも駆動可能
- 外形寸法/質量:133 (D) x 79 (W) x 61 (H) mm / 416 g(電池含む)

私的見解というか見どころ
プリアンプとキャビシミュ(IR)
搭載されてるアンプモデルは23種で外部IRは80個まで読み込み可能なので十分な仕様ではないでしょうか。最近のZOOMさんのアンシミュまじでクオリティ高いと思います。
プリセットのIRも最近力を入れてるマルチレイヤーIR実装で上位機種と同じ仕様のようです。
ZOOMアンシミュのいいところはカリッとした大型スタックの攻撃的な高音が再現されてるいるところだと個人的には思ってます。
特にMarshallなんか使ってたら感じますね。高音弦をアップピッキングで弾いた時のギャリっとしたところがうまく再現されてます。
メタル野郎にはZOOMオリジナルのKRAMPUSが評価高いですよね。あれももちろん入ってます。
実売2万円を切る価格帯なのでIRローダーとしても使えるし宅録用としてもコンパクトで使いやすいでしょうね。
搭載されているエフェクト群
MS-80IR+にはアンプでの音作りに必要な最低限のエフェクトが入ってますが、チョイスがちょうどよさげ。
リバーブが5種、EQが5種、ディレイはアナログ、デジタル、テープエコー、ノイズゲートとノイズリダクション(ZNR)。
何気にZOOMのノイズリダクションZNRの効きが良くてコンパクトで出たら買うのになと昔から思っておりました。
いずれもステレオ対応のエフェクトで、空気感を含めたアンプの音作りに必要な物は揃ってるという感じです。
アンプと卓にそれぞれ送れるステレオIN/OUT

メーカーの説明で強調されておりました、完全独立のステレオ回路。誤解してしまいそうですがパラレルパスができるというわけではなさそうです。
ただ、特徴としてRチャンネルはエフェクトチェインの中の好きな位置から抽出できるという事ですので片方はキャビシミュの前から出してアンプIN、もう片方はキャビシミュ通して卓出しということが可能です。最近このやり方してる人が多いと思いますのでありがたい機能ですね。
MIDIが使えるからスイッチャーに組み込める
プリアンプ+キャビシミュだけだとライブ中のコントロールが…と思っておりましたらちゃんと対策が講じられておりました。USBですがMIDIでのパッチチェンジが可能です。
コンパクトエフェクターで音作りする民はスイッチャー組んでる人も多いかと思いますがMIDI対応であればスイッチャーに組み込んでその他のエフェクターON/OFFと同時にアンプチェンジも可能ですね。
正直これができるからプリ+キャビだけに特化したこの個体がいきるって感じします。
どんな人におすすめか
- いろんなアンプの音を出したいがエフェクターはこだわりのコンパクトがある
- オーディオインターフェイスとして簡単にギター録りできるセッティングが欲しい
- 空間、揺れ系は使わないけどこだわりのアンプの音を持ち運びたい
- ライブでアンプ音をモニター、外音は卓出しを手軽にやりたい
ネガティブなポイント
- パラレルパスはできないからLRで違う音を出力はできない
- だいぶ良くなったとはいえ、MS-80IR+単体でのパッチチェンジはちょっと大変
- エフェクトループがないからプリとキャビの間にエフェクト突っ込んだりはできない
- もっと安くG2FOURが買えてしまう…
まとめ
最後に爆弾置いてしまいましたが、ほぼ同機能というかやれることはもっと多いG2Fourが約7000円も安く買えてしまいます。。。
G2Fourもプリ+キャビは同性能なのであえてMS-80IR+を選ぶ理由ってなんだ?となってしまいますが、強いて言うなら…
- 少しでも省スペース
- 外部IRを使いたい
- ステレオINで音作りしたい
- MIDIでパッチコントロールしたい
いや、もっとコイツだからイイって機能があるはず!(ZOOM好き



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